・・・・・・・・
【第二回・・・スワンミュージック社長James相馬氏とダブル・Wネック対談?! 6/6】
J:僕もビンテージ・レスポール入手してすぐ「ペグを替えたいんですけど」って言ったら、お店の人が倒れた(笑)。ピックアップも当然、MR.JIMMYピックアップ付けるとき外しちゃったし。結局、このWネックにしても、こうして同じ時代の同型にいろんなスペックが存在するということから考えても、「フル・オリジナルである」ことが良いというのは、プレイヤーの立場からすると、ちょっと違うんですよね。
S:その辺りは、やっぱりいわゆるビンテージ・コレクターの方の価値観と、プレイヤーは違うんでしょうね。
J:あと、相馬さんのSG-Wネックは、ペイジ所有モデルとネック周りに決定的違いがありますね。ネックのジョイントの位置が、ジミー・ペイジのものより1フレット外なんですよね。だから外見上、ちょっと相馬さんの方がネックが長く見える。したがってフロント・ピックアップの取り付け位置が変わってくるから、リア・ピックアップとの間が、開いて見える。まぁ、言われないとわからないと思うけど。
S:そうなんです。あとはですね、もっと細かいと、ピックガードの取り付けネジの位置とか...(笑)。
更にはヘッドのトラスロッド・カバーに『CUSTOM』の 刻印が入ってる、とか!
J:もう音にもプレイングにも関係ない域にいきましたね(笑)
それにしても、僕が高校生の頃、グレコのWネックが発売されて、これでそっくりだと思った。で、買うしかない!と(笑)。今見たら全然違うんだけど、その後90年代にギブソンのリイシューを買うまで、ずっと使ってましたよ。
S:僕はBURNYでした!12弦のヘッドはグレコより短かったけど、確か、PUセレクターが例の"長くて白"だったんですよ!
J: BURNYは、コントロール系統が逆だったんですよねー。
S:あ、そうでしたっけ?(笑)懐かしいなぁ。
今年出るギブソンのSG−Wネックは、なんと言ってもペイジ・シグネイチャーですからね。今日話したようなポイントに、いったいどれだけ近づいてくれるか、楽しみですね。
J:僕は、とあるウェブサイトでその試作(?)を見たんだけど、テールピースが後ろに付いていることと、6弦側のピックアップ・カバーがはずれている点だけは、確認できた。ただプロトタイプの状態ではまだ、コメントは控えたいな。NAMMショーで御披露目といっても、日本で実物を見られるのはまだ数ヶ月先だろうから、ぜひその時には今日の続きってことで、じっくりチェックしたいですねぇ。
S:それは、ぜひ!
<<TEA FOR ONE TOPへ
(c) MR.JIMMY